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今年もTシャツにお世話になる季節がやってきましたね。
今年のTシャツ、もう準備しましたか?
Tシャツって、人のこだわりがよく見えるアイテムですよね。
「気に入ったTシャツを何枚もリピートする」
「ちょっと変なTシャツを着たくなる」
「メッセージ性のあるプリントは意味が分からないと着にくい」
そんなふうに、選ぶ基準が人によって全然違うのが面白いところ。
では、ブランドロゴの入ったTシャツにはどんなイメージを持っていますか。
“ロゴドン”という言葉が浮かぶ方も多いかもしれません。
検索してみました、「ロゴドンとは」
ロゴドンとは、ブランドのロゴマークや名前を、アイテムの正面に「ドーン」と大きく配置したデザインや、それを好んで身につけるファッションスタイル。
ロゴがドーンでロゴドンなんですね笑
良くも悪くも、ブランドのネームバリューや企業イメージに頼って選ばれることが多いのだと思います。
そんなロゴTシャツへの印象が、少し変わる出会いがありました。
Aries の “Temple T” です。
Aries(アリーズ)は、2012年にイギリスで誕生したファッションブランド。
デザイナーのソフィア・プランテラ(Sofia Prantera)とグラフィックアーティストのファーガス・“ファーガデリック”・パーセル(Fergus “Fergadelic” Purcell)によって設立されました。
このブランドの特徴は、ストリートカルチャーとラグジュアリーの融合。
80年代のストリートムーブメントやDIY精神に影響を受けつつ、独創的なグラフィックやパターンを駆使したアイテムを展開しています。
特に、反大量消費的な姿勢や、イタリアとイギリスでのエシカルな生産体制もブランドの哲学の一部です。
Ariesは、ウィメンズウェアを中心に展開しながらも、ジェンダーレスな感覚やアート的なアプローチが光るコレクションで、ファッションとカルチャーの境界を曖昧にしています。

胸元には、Aries を象徴する “Temple” ロゴをスクリーンプリント。
ブランドの定番となっているTシャツです。
このTempleTこそ、Ariesのストリートカルチャーとラグジュアリーの融合というテーマを体現している1着だと感じます。
Templeロゴはキャッチーで、グラフィックとしての完成度も高い。
グラフィックアーティストのファーガス・“ファーガデリック”・パーセル(Fergus “Fergadelic” Purcell)は、同じくイギリス/ロンドンのスケートブランド、Palace Skateboardsのアイコンである「Tri-Ferg(トライアングルロゴ)」の制作者としても世界的に有名。
1990年代のスケートシーンを牽引した「SILAS」の立ち上げにも深く関わっていたり、デザイナーとしてMarc by Marc Jacobs、Stussy、X-girl、ユニクロなど、世界的な著名ブランドへ精力的にグラフィックを提供してきた実力者です。
彼はメタル/ハードコア・パンクミュージックのフリークでもあり、グラフィックデザインへのインスピレーションともなっているよう。
ストリートカルチャーに精通している彼だからこそのキャッチーでインパクトのあるグラフィックは説得力がありますよね。
デザイナーのソフィア・プランテラ(Sofia Prantera)自身も、ストリートウェアはDNAに刻み込まれたものと語っています。
この、「男社会を吹き飛ばせ」というSSENSEの強烈なタイトルの記事を読んで、ソフィア・プランテラのストリートウェア、そしてジェンダーの固定観念への反逆の精神を知り、心に突き刺さるものがありました。
「かっこいい…」
ファッションとしてのストリートウェアへの偏見や、ジェンダーの不平等、ファッションの大量消費や生産の問題など、慣例化されたものやパブリックイメージに対する純粋な怒りがAriesのプロダクトのバックボーンとしてあることがよく分かりました。
イギリスのストリートカルチャーを背景に持ちながら、 ものづくりの姿勢は驚くほど真摯で、ラグジュアリーに近い緻密さがある。
Ariesは、「ラグジュアリーストリートブランド」と定義されるくらい、クオリティの高いアイテムを作ります。
星座の名前のブランドなんてダサくてキッチュだからこそ、“狂ったクオリティー”を目指していたわれわれにはピッタリだなと、Ariesのブランド名の由来を聞かれたときに話していました笑
日常的に手に取るTシャツだからこそ、ブランドの哲学がまっすぐ伝わる一枚です。
TempleTは、代表の根橋さんもよく着ています◎
Tシャツは、人によってたどり着く先が違うアイテム。
「ヘインズのビーフィーがいい」
「コムコムにたどり着いた」
そんなふうに、選ぶに至った経過もゴールも人それぞれ。
Ariesは、いわゆる“マイベストTシャツ”を求めてたどり着くブランドではないと思います。
”生地やパターンを研究し尽くした”と売るTシャツとは、また別の文脈にある。
Ariesの特徴である“ストリートとラグジュアリーの融合”は、 見た目だけでは掴みにくい部分。
実際に生活の中で着てみて、肌で感じて、ようやく腑に落ちる魅力なのだと思います。
根橋さんも「よく着るTシャツは、結局着心地が良くないと手が伸びない」と話していました。
AriesのTシャツは、厚すぎず薄すぎず、ほどよい透け感。 肌当たりの良さ、伸縮性、洗濯に耐えるタフさ。
デイリーに使えるTシャツこそ、生活に寄り添い、長く時間を共にするもの。
だからこそ、Tシャツはブランドの価値観や真価が問われるアイテムなのかもしれません。
Ariesのプロダクトへの姿勢に、改めて関心が深まりました。
今までブランドロゴのTシャツを欲しいと思ったことはなかったのですが、 AriesのTemple Tは素直に「欲しい」と思えた一枚でした。
ロゴTシャツへの印象が変わるきっかけになりました…!
Temple T以外のプリントTもユニーク。
バンド、企業、ディ〇ニーのパロディーなど、毎回人気です!
Ariesを象徴するデザインの一つ、Perfumeのグラフィックは、香水瓶の純粋なブランド戦略を偲ばせ、誰もが知っているフォントを使用し、ブランドの盗用に言及するために作ったものだそうです。
プリントに合わせた加工や質感の違いも魅力。
Tシャツは誰もが気軽に着られるアイテムだからこそ、ブランド側のメッセージが伝わるアイテムが多く、面白いな、奥深いなと感じました。
作られた経緯を理解すると、次に着るときの心持ちも変わりますね。
ぜひ店頭またはオンラインショップにてご覧ください^^